仲人の由来
この時代の結婚は、家同士の結びつきが濃く、武家に於ける力関係を維持する為のいわゆる政略結婚が頻繁に行われました。自家の力を強調するために儀式もかなり派手で盛大な物が多く、力の大小によって祝宴の規模が決まっていたようです。現代に於けるお色直しや披露宴、引き出物などの慣習もこのころ生まれたものと云えます。また、それまで当事者どうしの使者として「なかだち」とよばれる人が存在していましたが、それが鎌倉時代には現在の仲人に当たる中媒と云う職業に発展しました。武士社会になり数々の戦が勃発する中、没落や栄華を繰り返す貴族階層の女性の身を守る意味で平安時代よりも親身に仲を取り持つ斡旋者が存在したと思われます。お互いの身の上を的確に把握していないと成立させる事が困難な分、現代よりも仲人と云う人材が単なる世話役には留まっていない気がします。















