拒絶の真相

幼い頃から、無類の動物好きで猫や犬と戯れている時が一番の至福の時であり、それは今でも全く変わっていないのですが、その反面、愛すべき者たちに寄せる思いが強いあまり時々たまらなく彼らが可愛そうになる時があります。この感情は非常に切なく結構つらく感じる事も少なくありません。その原因を探ってみるのですが、ひとつに如何なる状況に於いても、反発することも拒否する事も無く全てを全面的に受け入れる態勢で存在するところにあるような気がします。逆に人間の場合は、全ての事象に対してまず拒絶するところから始まり、その許容範囲をじわじわと広げて行き最終結論に達すると言う過程を取っているのではないでしょうか。結婚に於いても同じ経過をたどるようで余程最初からお互い希望どうりの相手でもない限り、心はいつまでも頑ななままで結局何の進展もないまま時間が過ぎていくのが現状のようです。一見、自分に正直で賢い生き方のように思いますが、実は自分の殻から抜け出そうとしない臆病な精神性が将来を阻んでいるような気がしてなりません。将来に向かって進んで行こうとする時、どこか真実をねじ曲げて自分を守ろうとする傾向が自分自身にもあるのですが、これは現実に目を向けずとりあえず拒否を続けて怠惰な状態を保つ精神性が宿っているに他ならず、そこからは何の解決も生まれない事も解かっているのです。人としての良心の呵責というものが少しでもあるのなら、動物のようにまではいかないまでも自己を対象に誤魔化さず堂々と生きて行きたいと感じる毎日です。