権威主義への発展
古代での女中心の結婚形態から、家長を男として社会基盤を成立させる国家全体のしくみに大きく移行したのは平安時代中期と言えます。古代からの共同集落が崩壊し、家族ごとの家が登場し、そこであらゆる権限を担う戸主としてその地位に付いたのは男でした。ここから男尊女卑と云われる長い時代に突入する事になるのですが、元来これは、仏教的思想から来ている物で、女性を不浄と見ることで修行僧への戒めとして広がったとされています。その教えに従って身分制度が確立され、あらゆる権利を剥奪される事になります。しかし、この頃の女性像は、夫を支え、子供を育て、地位の低い立場にありながらもその職務を全うし、強く聡明な論理構造が宿る理想的な姿でもあるような気がします。選ぶ余地の無い虐げられた状況にあっても、その中で自分にしか築けない境地を開拓し、その命を育んで行く様は神々しくさえ感じます。当時を紐解くにつれ、現代の恵まれた環境の中でお見合い写真を交換する者同士、いったい何を発見し、何を学ぶのか改めて考えてしまうのですが・・・。















