画像から見えるもの
一般の人物撮影に於ける表情の基本は笑顔で、それはその人の感情表現として最も画像に残すに相応しいと感じるからなのですが、家族の記念や友達同士の撮影は自然に微笑む事が出来ても、なぜかお見合い写真となると妙に硬く、普段の自分を出せない場合が往々にしてあります。これは目が細くなるとか、笑うとしわが気になるとか、いわゆるビジュアル面に神経を注ぎ過ぎて本題から遠く離れてしまう所に一つの原因があるのではないでしょうか。将来の伴侶となる人と出会うかも知れないすばらしい機会に、何故姑息な考えでお見合い写真を作り上げ様とするのか不思議になる事すらあります。人間は誰しも当然長所ばかりでは無い訳で、良い所も悪い所もお互いの全てを理解し合えて初めて成立するものが結婚と言え、自分の欠点を全てひた隠しにするのは相手に対して非常に失礼な行為と言えるのではないでしょうか。逆に出会いと言う物を適当に扱い、真剣に考えていない気がしてなりません。お見合い写真は表面的な容姿を評価する審査ツールでは無く、あくまで内面的要素を判断する物で有り、そこに何か共感できる部分を見出し、能動的に気持ちが動く時に初めて素直な思いやりを持ち結婚に向かってスムーズに進行して行くのではないでしょうか。見栄や虚栄ではなく、本来の自己の姿を有りのままに表現しようとする誠実な気持ちは、お見合い写真にとって非常に重要な項目で、また何物にも変え難い精神性と言えます。















